# ルックバック(2026)
よかった。とても良かった。ずっと泣いてた。涙でファンデーションが全て流れてしまったのではないかと思うくらい何度も頬を拭った。
泣いていることを強調する文章が多くなってしまうが、私はルックバックに関して非常に涙脆いという事が大前提としてある。
漫画では雨の中でスキップする場面で泣き、アニメ映画では開始数分で涙が流れ始め、実写映画は他の映画を観に行った時に流れる上映前CMだけで泣いていた。
今回の実写映画の長さが99分、アニメ映画は58分という点が少し気になっていた。41分ぶんの何が足されているのだろう。実写映画のオリジナルストーリーが追加されていたりするのだろうか。微々たるものではあるが、不安もあった。
結論として、その41分には人の温かさが詰まっていた。家族のさりげない愛情、スポットライトは当たらなくても、確かに藤野と京本に寄り添っていた人たち。実写だからこそ描ける「絵」と「現実」の境界線。
音も、とても素敵な使い方がされていた様に思う。波の音を聴こうとしている二人を環境音のみで観たり、コンビニの中で喜んでいる二人を、コンビニの外から無音で観るシーン。そしてふとした時に流れてくるメインテーマ。顔がくしゃくしゃになる。
画としても、とても素敵なカットが多い映画だった。秋田の自然の美しさが堪能できる場面が多い。漫画では無かった描写だが、藤本先生が描きそうなシーンの差し込みも多々あった。
現実世界で普段態々声に出さない心の声が台詞として無かったのも、映画が心にスルッと入って来た大きな理由だと思う。二人の物語を追う没頭する事へのノイズが一切ないように感じた。
特に、別の世界線で気を違えた男が生徒を襲うシーンでは、実際に男をしゃべらせるのではなくテロップだけで説明してくれて嬉しかった。多分あのシーンで男が喋っていたら、映画全体を通して追っていた二人の物語の流れが途切れて、中途半端に嫌な記憶として男の声が記憶に残ってしまったかもしれない。
実は今回の映画、金曜日に上映開始されていたので、土曜日の朝一番に観に行こうとチケットを購入していた。楽しみにしていた当日、出社する日よりも早く起きて、身支度をして、チケットでシアターの場所を確認した。私が取ったのは金曜日の朝一番のチケットだった。
楽しみにしていたので、ちょっと奮発してボックス席を取っていたのだ。泣く泣くチケットを買い直し、こうして無事に観れた。懐はちょっと痛いが、素敵な映画への寄付だと思えば痛みは少しだけマシになる気がした。
ちなみに今回はTOHOシネマズで観たのだけど、秋田愛に溢れたCMも流れていて心が温かくなった。秋田のお米食べよう。
や〜〜〜〜、本当にいい映画だった。
by @cmnmo.bsky.social ·